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海事録

The Saga of the Clipper Ship

白洲さん

昨日11/28は白洲次郎氏の命日だったそうで。

 

白洲さんは、青年期に英国ケンブリッジ大学に留学し、戦後は吉田茂首相の懐刀としてGHQと渡り合った人物です。その功績もさることながら、その生き方がとてもかっこいい。

 

白洲次郎氏と並んで、杉原千畝氏、新渡戸稲造氏も私は好きです。杉原さんは最近映画にもなりましたが、ビザを発給し6000人のユダヤ人を救ったとされる外交官、新戸部さんは戦前国際連盟の事務次長を務め、『武士道』を著した方。

 

彼ら御三方とも、流暢な英語を話し世界を舞台に活躍した訳ですが、昨今のいわゆる"グローバルな人材"と呼ばれる人たちとは少し違ったように思います。

 

そのように感じるのは、おそらく彼らはいずれも"日本人としての誇り"を持っていたからではないかと思います。意識してそうしていたというよりは、そうさせるものがかつての日本にはあったのではないかと思います。戦後、"愛国心"という言葉は軍国主義としばしば結びつけられてきました。たしかに、愛国心が戦争に利用されてしまった節はあるかと思いますが、国を想う気持ち自体は何も悪いことはないと思います。むしろ、外国では愛国心を持つことは普通だとされていますし、これは個人的な感想ですが、母国に誇りを持っている人の方がそうでない人よりもどっしりとしている印象を受けます。戦後、"愛国心"と"国家主義"が同一視されてきたことが'愛国心'という言葉を嫌忌するようになった原因かと思います。

 

何も私は戦前の日本を賛美している訳ではないですし、概観して戦前の日本よりも戦後の日本の方が良いと思います。ただ、無くすべきでなかったものもあるのではないかと思った次第です。