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海事録

The Saga of the Clipper Ship

セキュリティチェック

3/16 夕方 上海空港 搭乗口にて。

 

なにやら、航空会社の事務員のような方が近づいてきて、

私になにやら話かけている。

 

しかし中国語なので何を話しているのかさっぱり解せない。

 

隣に座っていた中国人と思しき女性が英語で通訳してくれた。

曰く、

「あなたの預けていた荷物、セキュリティチェックに引っかかったみたいよ。」

とのこと。

平静を装って、

「なるほど。ありがとう。」

とだけ返しておいた。

国際線を何度か利用してきたけれども今回のような状況は初めてだ。

ちなみにセキュリティチェックを通過できないようなものをスーツケースに入れた覚えはない。

むしろ、入れたものといえばベルトと靴くらいだ。

最初はそれほど深刻に考えてなかったものの、事務員の方がなかなかに険しい表情をしているので、段々心配になってきた。

 

さらには、

「検査結果を待ってもらいたいから、明日の便に変更してくれませんか。」

と頼まれた。

私は、

「土曜日に選考会があるからそれは無理です。」

と拒否した。

それならばと、

「こちらに、荷物開封の許可をください。」

と書類にサインをさせられた。

 

一抹の不安は残るもののともかくは、予定していた便で日本に帰れることとなった。

 

日本に到着し入国審査を終えると、こちらの空港でもスタッフに呼び止められた。

「OOさんですか?」

はい、と答えた後、現在の荷物検査の状況を聞かされた。

どうやら検査結果は早くて3/17の朝に判明するらしい。

荷物の中に入れていた靴とベルトは選考会で使う予定だったので、

「早くていつ日本へ届きますか。」

と尋ねると、

「明日の20頃ですね。」

家まで配送してもらっていては、選考会に間に合わないので

3/17の夜に空港まで取りにくるということで合意した。

 

説明を一通り聞いたのち、何枚かの紙にサインさせられた。

''荷物開封の許可''に関するものと''中身に問題があった場合にそれを放棄する''

という内容の書類だった。

 

 

 

3/17 昼過ぎ。

「空港から電話かかっとるよ。」

と祖母に起こされた。

検査の結果、wifiルーターが問題だったということがわかった。

昨日、合意書に署名してしまったので、

wifiルーターは手放さなければならない。

wifiルーターを入れていたことをすっかり忘れてしまっていた。

とにもかくにも、大した問題ではなくてよかった。

 

そんなわけで、あと1時間ほどしたら、荷物受け取りのために空港に向かいます。